北海シマエビ紀行(4)
有り難いことに、4日も快晴が続いている。7時にホテルを出発した。ドライブイン・ハッピーが営業していれば朝食を期待したが、流石に無理だった。 | ||||
以後、特筆することもなく石狩、小樽、余市を通過し積丹半島へ。11時を過ぎた頃から、「適当なドライブインでもあれば昼食を」と、考えていた。魚系の和食が続いていたから、「海を眺めながらの洋食」などを望んでいたが、和食、洋食を問わず、ドライブインなど全くない。 | ||||
浜寿司を出て、神威岬展望台へは10分ほどで到着。無料駐車場に車を置き、運動不足解消も兼ねて遊歩道を歩いて一キロほどの先端まで行く。吹き曝しの尾根は風の強いことが多いが、この日は穏やかだった。気温は28℃あったけれど海を渡るそよ風が心地よい。先端近くに海岸線へ降りる分岐があり、今は閉鎖されている。20年ほど前の冬に、この道を登ってきて、危うく遭難しそうになったことがあった。 | ||||
十数年を経て一人で再訪した。多分1月だったと思う。この時は既に海岸沿いの道は落石が多いために閉鎖され、尾根筋を行く遊歩道が整備されていた。しかし「あの光景」を見るつもりできた者にとって、そんな制止は承伏しがたく、若気の至りもあって低い柵を乗り越えると昔の道を辿った。多少荒れてはいたが、それほど酷い状態ではない。 | ||||