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旅客船ターミナルからキャリーカートを引っ張り、徒歩5分で駅前の東横イン青森駅正面口に着く。チェックインを済ませて部屋に落ち着き、呑みに出るには早過ぎるので、またまた「ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論」を読んで時間潰しをする。 |
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ゆうぎりのコース。左上:ツブ貝の煮物。右上:タチ(鱈の白子)。 中左:ヤリイカとホタテの刺身。ヤリイカの足は生体反応が残っている。中右:ホタテ醤油焼き。 左下:けの汁。右下:追加で注文した漬け物。コースには写真にない生ウニもあった。 |
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入り口は半間のガラス引き戸で二つあり、右側には「宴会部入り口」と書かれている。なんの表示もない左側から入った。 8.高田食堂再訪
31日はどんよりと曇った日だった。5時半に駅前のコンビニエンスストアで弁当を買い、朝食を済ませる。東横インはお握りの朝食付きだが、7時10分発の奥羽線上り列車を利用するには間に合わない。 |
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40円の差はほとんど意味がないけれど、普通の乗車券よりは花があるし、二度買わずに済むのも良い。ちなみに一緒に乗車した大多数は阿仁合から鷹ノ巣を往復する人で、皆この乗車券を持っていた。往復すれば600円得になる。ちなみに一番得なケースは松葉から鷹ノ巣を往復し、両方とも急行を利用する場合で、2,380円。しかし鉄道マニアならばともかく、通常はあり得ないだろう。 | |||
酒の持ち込み許可を求めると、無言のまま、それでも笑顔で頷いてくれた。駅の方へ100メートルほど戻ると、酒屋がある。ここで高清水の四合壜を810円で買った。高田食堂へ戻ると、見覚えのある軽自動車が停まっている。 | |||
勘定を払う段になり、今回も持ち込み料を受け取ろうとしない。これは予想していたので、ポチ袋に500円入れたものを用意していた。金額が妥当かどうか良く判らないが、ともかくこれで勘弁して貰う。 9.石川旅館
角館を初めて訪れたのは92年の3月で、当時は寝台特急あけぼのが奥羽線経由だったから、大曲にも停車した。田沢湖線に乗り換え、角館に着いたのは午前6時ころだろうか。早朝だから観光客の姿などなく、枝垂れ桜が咲き始めた武家屋敷界隈や、花見の名所で日中ならば混雑するはずの
桧木内川堤などを回っても、静けさを楽しむことができた。 | |||
冷やかしのつもりで覗いてみる。中に陳列してある品物もさることながら、店頭の、「通常価格三千円を千円」というのが気に入った。値段からすれば中国製であろうとは思うが(執筆にあたり確認したところ「中国製」のラベルあり)ともかく手仕事であることだし、模様や色合いも気に入った。サイズは113センチの真四角。 | |||
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上:角館郊外。 下:雫石直前 |
上:仙岩トンネルを抜け雫石近く。 下:雫石盆地からの岩木山。 |
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―― 完 ―― |