装備
一般的で特記することがないものは省略した。 |
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ブレストポーチ
荷重を体の前後に分散させるために手造りし、当初の目的を果たした以上に便利に使用することが出来た。
B5サイズ(四国遍路ひとり歩き同行二人など)がそのまま入る。通常これに
・地図
・四国遍路ひとり歩き同行二人[別冊]
・カメラ
・財布
・携帯電話
・サングラス
・小物入(アーミーナイフなどを納めた)
・ロングスパッツ
山谷袋に似たところもあるがより機能的である。ザックの背負いベルトに胸のところで装着するため、上記の荷重分散以外に、山谷袋のように大きくブレることがない。さらに背中を廻したベルトを締めることにより胸に密着させることができる。前面のポケットには地図と拡大鏡など頻繁に使用するものを入れた。
ダブルファスナーを使用しているため、開口部を調整出来る。これによりイチゴパックを入れて摘まみながら歩くような芸当が出来た。 |
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スポーツ用メトロノーム
¥2500 26グラム
毎分50〜250の範囲でリズムを設定出来る。
事前トレーニング中は負荷をかけている場合に150、速歩の際には160に設定した。
旅に出てからは140に設定し
たが、疲れて来るとこのリズムはキープ出来ない。それでも設定は変更せず励みとした。足の状態が最悪に近かった大洲、久万の間はさすがに130に落とす。
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STEINER単眼鏡
108グラム(含ケース)
交通量の多い道路反対側にある道標文字の読み取りや、離れた位置にある看板の文字から食堂を探したり、何かと便利。また疲労が激しい時には助けになった。
はるか前方の人影を歩き遍路と確認して励みにしたこともある。 |
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折り畳み傘
195グラム
別段珍しくはない。しかし傘骨が炭素繊維強化プラスチックのため軽量である。そしてそれ以上に有り難いのは強風下で使用しても、まず傘骨が折れないこと。 |
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ロングスパッツ
山道での小石や木っ端が靴に入るのを防いだり、雨水の侵入防止目的もある。しかしこれを必携にしたのは、以前泥濘む道を歩いた翌日、宿の部屋に乾いた泥をばら撒いているのに気付いて狼狽して以来だ。 |
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ベルト着用型ペットボトルホルダー
市販のものは(違うのもあるかもしれないが)紐でぶら下げるタイプで歩くと振れるのが嫌で自作した。
飲料をザックに納めてしまうと、例え取り出し易いポケットでも給水が面倒になる。頻繁に休憩する人はそれほどでもないだろうが、ほとんど立ち止まらない者に取っては下記ペットボトル・キャップと併せて必需品に近い。 |
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ペットボトル・キャップ
歩き(走り)ながらペットボトルから飲むのは困難がある。さらにキャップをいちいち捻るのも面倒だし、落として紛失したりすると後が面倒だ。そこら辺を考慮して吸い
(圧し)飲みできるタイプのペットボトルは、ヨーロッパでは市販されているが日本では見掛けない。
写真左のものはポーランド製。胴体部分に補強のリブがないので、圧して飲む時にスムースに変形する。ベコベコと音をたてることもない。
写真右上はキャップだけ日本で市販されているもの。二個で250円程度と高価でかつ動きが固くて大変使い難い。ちなみにポーランド製は中身入りで50円程度。物価の違いはあるけれど。
写真右下はスペインで買ったペットボトルのキャップ。規格が西ヨーロッパタイプのため、日本で買えるのはエビアンなどの輸入物にしか合わない。
操作性も日本製よりはましだが固い。 |
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ベルト
ベルトに万歩計、単眼鏡、ペットボトルホルダーなどを取り付けるため、がっちりしたものが欲しくて作成。 |
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トラベル電卓
62グラム
元々海外旅行用に購入した物で、国内で使用するのは初めて。最近ボケがひどいから、三回くらい足し算をやると嫌になるし、すぐ計算間違えをする(だろう)。電卓機能以外にアラームもあるが今回は必要なかった。 |
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拡大鏡
31グラム
小学校の理科で使用するような(?)安価なもの。国土地理院の地形図は歩行情報の宝庫だが、老眼のためごく僅かしか読み取ることが出来ない。
一例を上げれば佐賀の町に入ったところで右折地点を探すのに地図を参照して変則十字路が見当たらなかった。地図が不正確なのかと思ったが、拡大鏡で見直してビックリ。キチンと記載されている。日常使用している老眼鏡では悲しいかなこれは読み取れない。 |
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地形図
国土地理院発行の二万五千分の一地形を利用した。出発前に「四国遍路ひとり歩き同行二人[別冊]」からルートを探し、通過距離と共に赤ボールペンで記入した。
さらに現地でその日の出発地点が決まった時、そこからの累計距離を計算して通過距離の下に記入する。右の例でいえば、那賀川を渡る地点の鶴林寺からの距離が2.3キロ、出発地の名西旅館からの距離が46.6キロ、同様に大龍寺では6.5キロに50.8キロといった具合だ。
地図の枚数は全行程だと89枚になり、重量・嵩共に馬鹿にならない。途中補給地点とした高知市、松山市に着替えなどと共に自宅から宅急便で送って貰った。
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腕時計型気圧式高度計
47グラム
本文にも記したが「あと何メートル登らなければならないか、知って行くのと知らずに行くのでは気分的にまったく異なる」
し、精度的には大概10メートル以内の誤差におさまる。その他の機能としてアラームやストップウォッチも役立つし、時計に関してはバックライト照明も利用出来る。
欠点は老眼の人間には表示が小さ過ぎることだ。直射日光下ならばともかく少し暗いところでは地図参照用拡大鏡の助けを借りた。 |
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アーミーナイフ
83グラム
利用者は多いだろう。ナイフより鋏を使うことが多い。
特に肉刺のリンパ液を抜く時に威力を発揮した。厚くタコになった部分に肉刺ができると、針は刺すだけでも難儀する。さらにそうして開けた小さな穴からリンパ液を絞り出すのにもう一苦労。鋏で小さく切ると小気味良く行く。 |
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小型カラビナ
37グラム
今回の旅で、洗濯をする余裕はないものと考えていた。しかし靴下などが濡れた時、それをそのままポリ袋の中で蒸れさせておくのは忍びない。部屋で干して一晩で乾かなかった場合に、歩行中干せるようにカラビナと安全ピンを用意した。
24日目にほぼ一日中降られた翌日に利用した。たった一回だがまず役に立ったと思う |
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祝儀袋
御礼その他を渡す時に重宝。
一番小さいものを用意した。コンビニエンスストアで買えるため補充は簡単。 |
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バンダナ
今回は帽子を使用せず、バンダナの頭巾で済ませた。庇がないけれど間に合う。強風でも吹き飛ばされる恐れがないのが良い。ジャワ島のバティック(ろうけつ染)古布を利用。
写真右上のように被る。しかしある日ふと鏡を見ると右下のように日焼けの度合がくっきり分かれることに気付いた。以来左のように時々日に当ててやる。 |
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ディクトンスポーツ
皮膚機能強化剤。どの程度効果があったか判定は難しい。とにかくテーピングを止めてからはこれだけが頼りであった。気休めよりは効果があったと思う。メーカーの能書きは
http://www.boulder.co.jp/sports/sports_index.html
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携行医薬品
日常服用の薬(血圧降下剤)以外に二種類用意した。今までの経験から股関節痛を危惧していたため、掛かり付け医に相談して、非ステロイド系消炎鎮痛薬
(いわゆるバンテリンの類い)をクリームと内服薬を処方して貰った。
それ以外は15日目に大洲に着いてからビタミンCの不足を意識し、市販薬を購入。これはもっと早く気付くべきだったかもしれない。
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